50代後半に差し掛かった頃から、「食べる量はそれほど変わらないのに、お腹だけ出てきた」
「特にお腹まわりが気になる」・・・そんな体の変化を感じるようになりました。
これまでは、少し食事に気をつけたり、生活習慣を見直したりすれば、わりと簡単に元に戻っていたのですが、最近はそうもいきません。気がつけば、体重はじわじわと右肩上がりです。
この年代になると、よく耳にするのが「更年期太り」と「中年太り」という言葉。
同じように聞こえるこの2つですが、実際に体験してみると、どうも今までの太り方とは違うように感じました。
まおまずは自分の体の変化を正しく理解するところから始めてみました。
更年期太りと中年太りは何が違うの?
「更年期太り」と「中年太り」は、同じように年齢とともに起こる体型の変化ですが、原因や体の反応には違いがあると言われています。
中年太りは「生活習慣の積み重ね」
中年太りは、
- 食べる量が増えた
- 運動量が減った
- 生活が不規則になった
といった、生活習慣の変化が主な原因とされることが多く、
自分でも「思い当たる節」があるケースが少なくありません。
食事量を少し調整したり、意識的に体を動かしたりすると、体重や体型が比較的戻りやすいのも特徴です。



昔は、太ってもすぐに痩せられました。
更年期太りは「体の仕組みが変わる感覚」
一方で、更年期太りは、これまでと同じ生活をしていても起こりやすく、理由がはっきりしないまま体型が変わると感じる人が多いようです。
特に多いのが、
- 食べる量は変わらない
- 無理な生活をしていない
- それでもお腹まわりが気になる
といった声。
体重そのものよりも、体のつき方やラインが変わったと感じることが多く、「太った」というより「体が変わってきた」という感覚に近いのが、更年期太りの特徴だと感じます。



更年期太りはてごわいですね。
同じ対処法が通じにくくなる
中年太りの感覚のまま、
「食べる量を減らせば戻るはず」
「もっと頑張れば大丈夫」
と対処しようとすると、思うように結果が出ず、疲れやすくなったり、気分が落ち込んだりすることもあります。
この「今までと同じやり方が通じない」という違和感こそが、更年期太りと中年太りの大きな違いだと、私は感じました。
更年期に入ってから感じた太り方の違い
更年期に入ってから感じたのは、体重の増え方そのものより、太り方が変わったということでした。
以前のように
「食べすぎたから太った」
「運動不足が続いたから増えた」
という分かりやすさがありません。
体重はそれほど増えていないのに、お腹まわりだけが気になる
体重計の数字を見ると、大きく増えているわけではないのに、鏡を見ると明らかに違う。
- お腹だけぽっこり出てきた
- ウエストまわりがきつく感じる
- 今までに似合っていた服を着ると太く見える
そんな変化が目につくようになりました。
「体重は同じなのに、体型が違う」この感覚は、更年期に入ってから初めて感じたものです。
全体が丸くなるような感覚
中年太りの頃は、太るとしても部分的で、少し整えれば戻る印象がありました。ところが更年期に入ってからは、お腹を中心に、体全体がなんとなく丸くなるような感覚があります。
体の輪郭がぼんやりして、以前のようなメリハリがなくなったように感じました。
食事を減らしても、思うように変わらない
「それなら少し食事を減らしてみよう」そう思って試してみたこともあります。
けれど、
- 思ったほど体型は変わらない
- その割に疲れやすい
- 気持ちが落ち込みやすい
という状態になってしまいました。頑張っているのに報われないそんな感覚が残ったのも、更年期に入ってからです。
太ったというより「体が変わった」という感覚
今振り返ると、これは単に太ったのではなく、体の仕組みや反応が変わってきたサインだったのだと思います。同じ食事、同じ生活でも、体の受け止め方が違ってくる。だからこそ、中年太りと同じ考え方で向き合うと、無理が出てしまうのだと感じました。


60代になりたての今、私が意識していること
還暦を迎えた今、更年期太りと中年太りの違いを実感してから、
体との向き合い方が少し変わりました。「元に戻そう」と頑張るより、これ以上つらくならないように整えるそんな意識に切り替えています。なります。
痩せることより、無理をしないこと
以前は、
「少し我慢すれば戻るはず」
「もう少し頑張れば変わるはず」
と思っていました。
でも60代になりたての今は、無理な食事制限や頑張りすぎが、体にも気持ちにも負担になると感じています。
体重を減らすことよりも、
- 疲れすぎない
- 気分が落ち込まない
- 日常が回る
この3つを大切にするようになりました。
運動は「できる範囲で、ちゃんと動く」
60代になりたての今は、運動を完全に頑張る必要はないけれど、動かさないままにもしないことを意識しています。
以前のように「毎日きっちり」「完璧に」ではないけれど、できる日は、少し汗ばむくらい動く。外出した日は、よく歩く。家にいる日は、ストレッチを中心にスクワットも取り入れる。
そんなふうに、今の体力で続けられる動き方を選ぶようになりました。
「やらなきゃ」ではなく、「動いたほうが気持ちいい」そう感じられる運動を心がけています。
似合う服を選ぶが大切
体型をきれいに見せてくれる服は、必ずあります。
ただ、以前の体型を引きずったままの服選びは、今の自分には合わなくなっていると感じることもありました。
年齢を意識しすぎて無難にまとめすぎたり、昔似合っていた服にこだわり続けたりするよりも、
今の体型をどうすっきり見せられるかを考えるほうが、結果的に気分よく過ごせるように思います。
今の自分に合ったサイズ感やシルエットを選びながら、ほどよく流行も取り入れる。それだけで、印象はずいぶん変わると感じています。
知るだけで、気持ちが少し楽になる
更年期太りと中年太りの違いを知って、「同じやり方が通じないのは、私のせいじゃない」そう思えたことは、大きな安心でした。
60代になりたての今は、体を変えようと焦るより、体の変化を理解しながら付き合っていく時期。
この考え方が、今の私にとっての大切な「つみあげ」かもしれません。

