世界で活躍するサッカー選手が多く、サッカーは子供たちの間でも人気のスポーツです。
習い始めはボールの扱いができずに、みんなについていけない子が、成長するにつれどんどんとたくましくなる姿を見ることができるスポーツです。
わが子にもサッカーを習わせたたいけど。サッカーを始める年齢はいつからがいいのか?
どこで習えばいいのか?チーム選びのコツ、サッカーを始めるとどんなメリットデメリットがあるのか?
など後悔しないために事前に知っておくべきことをお伝えします。
太郎は子供のころからサッカーをはじめ、大人になるまで続けてきました。2級審判資格を持ち、大学生の頃から自分の所属していたサッカーチームの指導をしています。
サッカーの始める子供の年齢は?
サッカーを習い事として始めるのは、どのくらいの年齢が良いのでしょうか?実際にサッカー指導をしている太郎に聞いてみました。
幼稚園生からのサッカー
太郎が見ているサッカーチームでは、年中さんから募集をしています。年中というと4歳児ですね。
年少さんだと、コーチの指示などが理解できない理由で、年中さんからの募集にしています。
とはいえ、園児のサッカーはまだボールを追いかける遊びの延長線上のような感じです。
4歳から8歳の間は「プレ・ゴールデンエイジ」といわれ急激に運動能力が発達する時期。
運動する機会のない環境であれば、園児から楽しみながら運動ができるサッカーを始めてみるのがおススメです。
幼稚園生をみていると、本当にかわいい怪獣のようです(笑)
小学生からのサッカー
本格的にサッカーをはじめたいのであれば、小学校からでも大丈夫です。
小学校にもなるとサッカーのルールやボールを繋げる意味を理解するようになります。
1年2年生で基本的なことができはじめ、3年4年にもなるとゲーム運びも上手になります。
あわせてチームプレイという意識も芽生えていきます。
できるだけ早い学年から始めるのがおススメです
子供の習い事としてサッカーを始める方法
習い事としてサッカーを始めるには、次の2つがあげられます。
- スポーツ少年団
- クラブチーム
スポーツ少年団
スポーツ少年団は、スポーツを通して青少年の心身を育むことを目的としているチームです。地域密着型のサッカーチームで、近隣地域の子どもたちと、その保護者やサッカー経験者のボランティアコーチとで週末を中心に活動します。
初心者でも受け入れてもらえます。ほとんどの人はスポーツ少年団に入ります。
利益を求めない団体なので、費用は控えめ。チームの運営部分で、保護者の協力は必要となるでしょう。
僕のチームでは、女の子も多く在籍しています
クラブチーム
クラブチームとは、民間法人が運営するサッカーチーム。専門的な指導者の元、練習を行います。多くの地域からの意識の高い生徒が集まるので、強豪チームが多いのが特徴。
クラブに入る前にテストをするチームもあるので、初心者でも受け付けてくれるチームを探さなければなりません。
週末だけでなく平日にも練習がところが多いようです。費用面では、月謝がかかります。運営はサッカーチームが全て行うので、保護者は送り迎えだけで良いでしょう。
サッカーチーム選びのポイント
ではどんな基準でチーム選びをすればいいのでしょうか?チーム選びはとても大切なポイント。なぜならチームによって活動内容や雰囲気が異なるからです。
子供が長く楽しくサッカーができるチームを選ぶ際のポイントをお伝えします。
- 保護者の負担についての確認
- 通いやすい場所にあるのか
- 費用の確認
- HP(ホームページ)やSNSなどで定期的に情報配信がされているのか
- 試合実績はどうなのか
- 練習中や試合中、子供を強く叱責していないか
- 子供たちはいきいきしているのか
サッカーチームの保護者役割確認
ボランティアチームであれば、保護者の協力は不可欠です。
どのくらいの保護者のかかわりが必要なのかを確認しましょう。想定される保護者の役割は次の通りです。
- 遠征時の車の配車や付き添い
- 練習場所の監理やグランドの手配
- 備品や救急セットの管理
- 遠征、合宿の準備
ぼくのチームでは、遠征時はできるだけ公共交通機関を使用したり、保護者の過度なお手伝いを見直しをしています。
保護者の役割は、お当番制にしたり、子供たちにできることはさせたりと保護者の負担を軽減していく傾向にあります。
通いやすさ
子供の通いやすさも大きなポイントです。交通機関を使うとどれくらいかかるのか?
自転車で通うことが許可されているのか?などがあげられます。
費用の確認
クラブチームであれば月謝がかかることは安易に想像がつきますが、それに比べ安いとはいえスポーツ少年団にも費用がかかります。かかる費用が想定される項目は次の通りです。
- 会費
- 保険代
- ユニフォーム代
- 合宿代(実施していれば)
HP(ホームページ)やSNSで情報収集
クラブのHPやSNSはチェックしておきましょう。
全く更新されていないクラブもありますが、キチンと運営しているクラブであれば、活動の様子やクラブの事が良くわかります。
試合実績はどうなのか
クラブのHPまたは、地域の大会の結果をサイトで確認することができます。
ある程度、高みを目指す人はここはしっかりとチェックしておきましょう。
練習中や試合中、子供を強く叱責していないか
対戦チームで子供をベンチからひどく叱責する監督が時々おられます。
子供は委縮してカラダがこわばっている様子が見られて、嫌な気持ちになりました。
また保護者からも相手チームの子供にヤジを飛ばしたりするチームは避けたいポイントかもしれません。
大人のこのような体質のチームは最初から避けたほうが良いでしょう。
子供たちはいきいきしているのか
子供たちがいきいきしているチームは強いです。試合中もベンチにいる子も足元で砂いじりをしているよりしっかりと応援しているチーム。
私物のカバンが散乱しているのではなく、整然と置かれているチームは、間違いなくいいチームだと思います。
サッカーを始めるメリットとデメリット
そもそもサッカーを始めるメリットデメリットとは何でしょうか?我が家の体験も合わせてお伝えします。
メリット
サッカーはよく走り、とっさの判断や俊敏さが求められるスポーツ。
小さいうちから始めることで、楽しみながらあらゆる身体的能力が身につくことが期待できます。
また自分一人ではゲームがなりたちません。協調性やチームワークの大切さがわかり、社会に出た時にその能力が発揮できることでしょう。
コミュニケーションツールとしても役立ちます。
海外赴任したばかりのお友達が、言葉が通じなくてもボールを蹴りながらコミュニケーションがとれるようになったり、またチームメイトだけでなく、サッカーを通して他チームのお友達ができたりするサッカーには不思議な魅力があります。
サッカーの話題は、大人になってもコミュニケーションを円滑にしてくれることがあります。
デメリット
激しいスポーツのため、怪我はよくします。太郎も擦り傷だけでなく骨折も何度もしました💦
そのたびに皆さんに助けられ、なんとか大事にはいたりませんでしたが……。
また太郎がサッカーを始めて、以前のように家族全員でのレジャーが激減しました。
兄弟がいるご家庭は色々と大変かもしれません。
しかし、サッカーは野球のように一日中練習というのはあまりなく、半日練習が多いスポーツです。
時間の使い方が、工夫次第でできます。
まとめ
子供のサッカーは親が好きで子供にさせる場合と、子供が自発的にやりたいと言い出す場合があります。
いずれの場合も子供の気持ちが一番大切で、無理強いをせず、楽しく続けられる子であれば、サッカーの技術もつきチームの中で活躍する選手になることでしょう。
サッカーを始める年齢は、幼稚園でも小学校からでも大丈夫。その子にあった時期を親御さんが見極めてあげてください。
太郎は小学2年からサッカーを始めました。以来中学、高校、大学、社会人とサッカーを続け、サッカーを通してできた友達は宝物だそうです。
習い事のサッカーについて検討するのもいいかもしれませんね。