デジタル時代の昨今でも、字が綺麗であると、年賀状や署名などで一目置かれ何かと優位なことがあります。
子供だけでなく大人でも「綺麗な字を書けるようになりたい」と考える方も多いのではないでしょうか?
そこで思いつくのは「習字教室」。習字教室って毛筆だけど実用性はあるのか?現状の習字教室ってどういうものなのか?習字を習う上での不向きの人など……。
また習字教室以外でも、字が綺麗になる方法いわゆる美文字が書ける方法があるのかなどをお伝えします。
習字教室と書道教室
まず最初に筆を習う教室には、「習字教室」「書道教室」の2種類。その違いについてご説明します。
習字教室とは
基本的な筆使いと文字の書き方を学びます。筆だけでなくペンや鉛筆書きの指導をしてくれるのが「習字教室」。実用的な習い事といえます。
書道教室とは
筆を用い、より芸術的な表現、個性の発揮を行うのが「書道教室」。芸術性と創造性を求められます。
習字、書道について
何歳くらいから習うのが良いのか
筆を使うので小さい子供は、墨汁で回りや服を汚すことが想定されます。あまり早期はおすすめしません。
小学校での毛筆での授業は3年生からですが、字を覚え、興味を示す小学校1年生からが、習字や書道を習うのがおすすめです。
私は小学1年から書道を習い始めました。時期的に問題なく指導を受けました。
習字、書道メリットについて
字を習う習字書道のメリットについてご紹介します。
- 正しい書き順で美しい文字の習得
- 継続的な練習で忍耐力
- 書とたしなめる時の集中力
- 心の落ち着きとリラックス効果
正しい書き順でお習字を習うと字はきれいになります。文字のバランスと構造を理解し繰り返して書くことで手の動きも安定してきます。そしていつの間にか、筋肉の記憶により美しい文字が自分のものに。
習字や書道教室では自分が書いたものを先生に添削してもらい、その注意点を考慮しながらひたすら書いていくという、比較的地味な作業の繰り返し。忍耐力が養われます。
また毛筆などはやり直しができないので、かなりの集中力が必要です。上手に書けるようになると先生から花丸をもらえたり、自分でも書の美しさがわかり、書くのがどんどん楽しくなる奥深い世界。
書を書くことで、自らのストレス解消法にしている方も多くおられます。
習字、書道不向きな人
私が通っていた書道教室では色々な子がいて、中でもわんぱくな男の子はかなり苦痛そうでした。
落着いて、ひたすら静かに書くことが苦手な子は不向き。
他の習い事に比べ特に、書を習う場合は、本人のやる気と資質を見極めてあげなければ、先生も生徒も可哀そうな結果になることも……。
習字、書道教室の費用
習字、書道教室の月謝は平均3,000円から5,000円です。他の習い事に比べて比較的安価かもしれません。
月謝の他に、書道道具(筆、墨汁、墨、文鎮、半紙)の費用が必要。
また教室で行う展覧会がある場合、展覧会費用も必要となります。展覧会に出す費用として、出品料や半紙代、表装代などがあげられます。
子供の頃、展覧会に参加しました。会心の出来栄えに喜びを感じた思い出があります。
通信講座のペン習字
少し大きなお子様〜大人で、時間のない人には通信講座が、おすすめです。
送られてきたテキストで練習し、練習ができたら添削用のシートに書いて郵送するだけ。
1日のうち30分など時間を決めて心を落ち着かせて練習に取り組みます。
毎日練習することで知らず知らずのうち美しい文字になることができます。
通信のペン講座の相場は総額は様々。添削の回数やテキストの内容などの質などで一概に値段では決められませんが、ご参考までに例をあげさせていただきます。
講座名 | 特徴 | 総額 | 受講期間 | 添削回数 |
パイロットペン習字通信講座 | 中級者向 | 17,600円 | 12カ月 | 12回 |
ユーキャンペン習字 | 期間長期 | 31,680円 | 18カ月 | 12回 |
四谷学院ペン字講座 | 添削最多 | 29,000円 | 12か月 | 18回 |
字が上手くなりたくて通信講座を受けました