剣道はいつから始めるといいのか?費用と習うメリットデメリット

剣道の競技人口は日本だけで約180万人。柔道が約25万人なので同じ武道でも約10倍の競技人口です。幅広い年齢と、男女共に出来るスポーツとして親しまれている剣道。

中学校の部活動で始める人も多くいますが、やはり幼い頃から学び、一生続けられるスポーツとして欲しいと願う親御さんも多いかと思います。剣道にはスポーツという面だけでなく、武士道という精神を大事にする側面があるのも魅力です。

これから剣道を始めたい向けに、剣道にまつわるお話をしていきましょう。

目次

剣道とは

日本古来の剣術である剣道。スポーツの側面だけでなく、儀礼を重んじ「礼に始まり礼に終わる」という精神の部分を何よりも重んじている競技です。

礼節を重要視する有名なルールは「ガッツポーズの禁止」

スポーツ選手なら誰しも勝利の際には行うガッツポーズは剣道の試合では、判定が取り消しされるほど厳しいペナルティが課せられます。

これも相手に対して失礼なことと意味するからだそうです。

試合中も声援はせず、拍手のみの応援という剣道独特のマナーも……。

対戦相手の「面(メン)」「小手(コテ)」「銅(ドウ)」「突き(ツキ)」の4か所の的でポイントになるルール。必ずどのポイントを狙うのかを宣言するというのも武士道らしいスポーツです。

剣道はいつから始めていいのか?

かわいい剣士さんの姿をみると、思わず微笑んでしまいます。ではいつ頃から剣道を学ぶのが良いのでしょうか?

剣道は正座をして静かに注意を聞かなけれなならないことが多い、礼儀を重んじるスポーツ。

また防具の扱いには、紐を結んだりと難しい部分もあるので、小さいお子様には難しいと考えられます。

教室も小学生からの受け入れが多いのが実情。

そういうことから、いわゆる身体的に発達するゴールデンエイジ(9〜12歳の時期)までに始めるのがおススメです。ゴールデンエイジは運動神経が育つ時期で、自分で注意を受けたころを身体をコントロールできるようになります。

あらゆることに対してスポンジのように、技術を吸い取りながら上達していくことでしょう。

剣道を学ぶメリットデメリット

剣道を学ぶことでのメリットデメリットについてはどうでしょうか?

剣道を学ぶメリット

メリット
  • 礼儀作法の習得
  • 身体的な健康増進
  • 精神的な強さの向上

礼儀作法の習得

剣道は礼儀を重んじる武道であり、礼儀作法や尊敬の心を学ぶことができます。これは日常生活にも役立ちます。

身体的な健康増進

剣道は全身運動であり、持久力、筋力、柔軟性を高めるのに役立ちます。また大きな声を出すのでストレスの発散にもなりますね。

剣道を学ぶデメリット

デメリット
  • 怪我のリスク
  • 用具の管理
  • 継続的な練習

怪我のリスク

剣道は防具をつけているとはいえ、完全には防御できません。不意をつかれての怪我のリスクがあります。竹刀が体に入ると青あざが出来てしまうことも…・

用具の管理

剣道の用具は、なかなか洗えません。それゆえ汗などの汚れと匂いがしみこんでしまいます。陰干しや、防臭スプレーを使用するしか方法がありません。

最新の用具の中で洗えるものも販売しているので、検討してみてください。

継続的な練習

剣道教室に通うだけではなかなか上達できません。時間管理をしながら、日々の努力の積み重ねが必要となります。

剣道を習う費用

剣道を始めるのには次の費用を想定しておかなければなりません。

費用について
  • 用具と道着
  • 月謝
  • 大会参加費

剣道用具と道着

買いそらえなければならないものが多くある剣道

  • 竹刀(できれば予備と合わせ2本用意)
  • 竹刀袋
  • つば止め
  • 道着・袴
  • 防具(面・胴・垂・小手)
  • 防具を入れるカバン

基本教室の先生に伺って必要なものは取り揃えましょう。

目安として、全てそろえるとトータルで3万円~位。通販でも購入することができます。

剣道の月謝

運営元で入会金や月謝は異なります。相場は月額4,000円~10,000円ほど。4,000円より安いところはボランティアでの運営で親御さんの手伝いが必要かもしれません。月謝と内容のバランスを考えて入会するのが良いでしょう。

剣道大会参加費

ある程度上達し対戦ができるようになると、大会に出場します。年に数回出場し、大会参加費が都度必要。小学生であれば1大会あたり1,000円~ほどかかります。大会の出場数も道場で異なります。

子供の剣道向いている子と向いてない子

剣道を始める前に一度体験会があれば参加しておきましょう。子供が楽しくて続けられそうかがやはり一番大切。初期投資が大きい分、慎重に進めたいですね。

剣道は体格や男女差はあまり影響がないスポーツです。冒頭でお伝えしたように剣道の人口が多いことが物語っています。

むしろ、剣道には礼節を重んじれる心を心を持つ、精神面の部分で大人っぽい子が向いています。

反対に向いていない子は、ふざけたり挑発したりとするような子には向いていません。

剣道は武道という側面から、「心技体」、すなわち精神面を磨き、技術を学び磨き、身体を鍛えるという3つの要素を持ち合わせるスポーツです。

剣道をしている人が、立派に見えるというのもうなずけますね。

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